隣のワカメは青く見える

九州を拠点に生きている現役3年目大卒看護師。最近の悩みは観劇と旅行に費やすお金をいかに捻出するか。そんな日々です。

19/3/26S@YSL 大千秋楽in神戸

東山さんと海宝さんのW主演『イヴ・サンローラン』観てきましたー!!!奇跡的に夜勤明けの日が神戸でのYSL大千秋楽日。と言うか、神戸公演は1日マチソワのみ(なんでやねーん!)神戸のソワレなら行ける!と思いチケ速攻で取りましたよね。流石に11時からのマチネには間に合わず。悔しいなぁ。
/26のソワレは海宝イヴ×大山ピエール
あぁ、なんこれ。キャスト見て思った事→東山イヴも観たかったし、なんなら上原ピエールも観たかったよ。ってくらいみんな個性違いすぎるからさ、きっときっと全種類で観れたら楽しいはずなんだよ😭あぁ、このキャスティングは罪重すぎます…w


初の兵庫県立芸術文化センター!!!分かってたけど、かなり迷いました…。早めに余裕持って行って良かった😘
駅の改札出てからが毎度の事本当に意味わからんけどどうにか開場5分前に到着。座席は1階Q列センターブロック。ちょっと遠いかなと思ってたけど中ホールで箱が小さかったのでめちゃくちゃ観やすかった😉


上演スケジュール↑


では、予習なしのざっくり知識がお送りする感想をw
まず声を大にして言いたいのがサンローランの日本オリジナルミュージカルが最高だったよという事です。荻田浩一さんこと、オギー先生の新作だから期待していましたが終わったばかりだけど是非再演してほしい!!!
思い出していたらキリがないのですが、大山ピエールのイヴへの愛が深い事深い事…。奈落の底まで伸びてるんじゃないかと思うほどです。まじで。上原ピエールの場合どうなんだ…。上原さんは包み込むと言うよりどっちかというとイヴを導くような存在?引っ張って行く力が強い気がする。いや、観てないから分からないけど😂
これがまた海宝イヴが細くてか弱くて、少しでも風が吹いたら飛んでいきそうな…深く踏み込んだら壊れてしまうような表情をするもんだから…。両足を揃えて隅の方に影を潜めてちょこんと座る役が本当にお上手です。そんな海宝イヴだからこそ大山ピエールの包容力、魅力を存分に引き出せていたんだと思う。反対に大山ピエールだからこそ海宝イヴの儚さや弱く揺れ動く彼の心情を舞台上に引き出せたんだと思う。そんな2人が美しいです本当に。

開幕早々海宝イヴの『やぁ、ピエール』という言葉が重すぎて心が折れそうになりました。ここ実は、兵役をはやばやと離脱した後精神病院に収容され身も心も壊れた末で彼の中の幻想であろうピエールに縋るようにかける一言が…。と思っていたのですが、2幕で知った事実←実際にピエール病院に来てた…wなぁんて事がありました。本作品は時間軸を捻じ曲げたように行ったり来たりするのですが2回目に出てくる同じ場面で『あぁ、あの時の言葉の意味はそういう意味だったのか』やら『あの時の気持ちはこうだったんだなぁ』やら、改めて気付かされる事が多いのでこういう演出は結構好きですw
にしても、大山ピエールの隣に並ぶとガリガリが目立つw川原さんのディオールがイケメンだったのと神田さんのウォーホル役がキチガイを極めていてめちゃくちゃ好きでした😊神田さん白髪似合いすぎです。こう、偉大なる人ってなんで薬やら性やらに溺れて行ってしまうのだろうか…?偉大とはかけ離れている私には理解が及びません😭それほどまでに周りからの期待値や評価というものが重いのでしょうか?
あと、皆本麻帆さんのルルがひたすら腹黒で、暗黒で、闇すぎで、なのに赤のチュールスカートや大きなリボン等の衣装の一つ一つ、表情の一つ一つが可愛すぎて😍乙女のアレコレが詰まった愛らしい役がツボでした❤️

大千秋楽だけあってイヴ役の海宝さんの挨拶があったのでちょっと可愛いエピソードを抜粋します🤫
『なんだかこうして舞台に立つと初日の事を思い出しますねー。初日に東山さんがイヴで出られて、自分の番になるともう言葉通り吐いてしまうんじゃないかと思うくらいですねwででででで…出た時はw(噛んじゃったw)緊張してましたw』
噛んだ後の照れ笑いがめちゃくちゃ可愛いんですが、これは一体どう処理をすればいいのでしょうか?w
大山ピエールとイチャイチャ腕組みながら何度もカテコ出てきてくれて、舞台の真ん中で強く抱き合った後最後は2人でお互いの腰に手を回しながら去って行くのがもうほんと、愛だねぇ。

ちょっと過去作のDVDを観て勉強しよう。