隣のワカメは青く見える

九州を拠点に生きている現役3年目大卒看護師。最近の悩みは観劇と旅行に費やすお金をいかに捻出するか。そんな日々です。

突然の終了と再開

海宝直人氏のインストアイベレポ後になんか書くことにちょっと飽きがきてしまいフェードアウトもなにもザッパリブログから離れていました笑笑

私の飽き性がこんなところで出て来ました😂


約2週間仕事やら観劇やら仕事やら旅行やら…

まぁそれなりに元気にしてました👍



で、何故再開しようと思ったのか!
先日1週間ほどお休みを貰ってハワイに行ってきたので、その記録を残そうかなと思い立ったわけです✈️

と言うことで、ハワイ旅行記!始まります!近日!



(あれ?バリ島旅行記最後まで終わってなくない?笑)

『海宝直人』インストアイベ:レポin福岡 19.8.23

海宝さんのCDリリイベに行ってきました!!!
職場の研修が被り(よりによって自宅から往復3時間程の遠い地で…)絶対に行けないと半ば諦め母親と妹に託していましたが、予定より1時間早く研修が終わり送迎のバスに乗らず電車で天神まで直行。笑

最高にかっこよくて爽やかで美しい。同じ人間とは思えません😭
くじの引き運が最高に悪く、配布日の翌日に行ったのに見事110番台を引き当てていましたが場所はなんだかんだ結構良かったです。

って事で、興奮しまくってたので覚えてる限りでレポしていきます。抜けてるとこも多いし、順番とか最早ぐちゃぐちゃです。ごめんなさい。


・海宝さん登場からのトーク
今回CDを出して、やっぱりCDは生物(舞台)とは違ってずっと残っていくもの。今回はタイトル通り大好きなディズニーでまとめました。
市川出身なんですけど、ディズニーが近くて、ディズニーと一緒に育ってきた感じです。最近はレミ仲間で行ったんですけど、ピザが最近丸いホールで売られるようになって…って最近ではないか!前はワンピースで売ってあったんですけどね。
後は、ポップコーンの種類がめちゃくちゃ増えましたね!塩味があんまり人気なくって…笑
劇団四季でチップ役をしてました。今はライオンキングがあってて、僕の姉も出てます笑


・質疑応答
【福岡で好きなラーメン屋はありますか?】
→あります!けど言ったら怒られちゃうから秘密!!!でも、通っちゃうくらい好きなお店はあります😊屋台とかもね😊

ツイッターふなっしーがライブに来たとありましたが海宝さんはふなっしーのライブに行ったことはありますか?】
→ないです!!!笑。でもキャラメルとか知ってます。交流は今回が初めてですね〜。レミゼにも来てくれたんですが、会えずじまいでした。

【猫が好きって事ですが】
→そうなんですよ。この前床山さんが相島に行ってきたよって話を聞いて、「私はあんまり大好きってわけではないんですけど、沢山いました」って話してたんですよ。で、上山くんとご飯食べてた時に「相島に行きたいんでしょ?行く?」って言われて行ってきました!もう猫がいっぱいで☺️10歩進むともう猫!!!笑。ツイッターにも上げましたが、沢山猫の写真を撮りました!!!見せませんけどね😊笑

【ミュージカル以外のジャンルではどんな音楽を聴きますか?】
→実は学生の頃、ゆずが好きで。多分一番初めに買ったCDもゆずでした。友達と一緒に2人でギター持って真似もしてましたし😊ライブにも行きました。楽屋に2人くらいしか入れない小さな防音室があるんですけど、そこのピアノの上にゆずの楽譜が乗ってた事があって、なんか引き付け合うものがあるのかなって思いました!

恐るべし海宝さん。同じ屋台にでも入ったらご飯どころではなくなってしまう😂最早好きなラーメン屋を告白しようものなら今日から人が殺到してしまいそうです笑
で、相島に行った写真は見せてくれないそう。なんて意地悪なんだ!!!にゃんこが羨ましいぞ!!!
うちからめちゃくちゃ近いので、私も今度またにゃんこ達に会いに行こ😊


・歌唱
《Out There》
アランメンケンさんの曲はノートルダムの鐘でも、アラジンでも沢山出てくるんですよ。初日の前に通し稽古があって、そこにメンケンさんがいらっしゃって。僕は客席の方で見てたんですが、「メンケンさんがいる!」ってずっと彼を見てました笑。あの頭から音楽が出来ているんだと思うと凄いなって😌
カジモドを演じる時は、ヒーロー風になり過ぎないようにと散々言われてました。でもどの物語にでも、その中にはやっぱり変わりたい自分、なりたい自分というものもあって。それこそ『I wish I want』なんですけど、カジモドもその1人で、そこをどう演じるかが大変でした。

《How Does a Moment Last Forever》
アルバムは曲順とかがとても大切だと思うんですが、この曲は絶対に一番最後に持ってくるって決めてました。歌詞にも出てくるのですが、人生の中にはうまくいかない事や、ほろ苦い瞬間など沢山あると思うんです。でも、それを含めて人生なんですよね。対訳が載っているので是非見て欲しいです。


・撮影タイム





爽やかすぎて、やっぱり同じ人間とは思えん…。


・告知
10月にシアノタイプのCDでまーす!
ライブもしまーす!
次は最後の地札幌で9月11日にイベントしまーす!
(私は9月11日はLKイベント行ってあかねさん観てきまーす😊笑)


・サイン会
ここで出会ったお隣の方と散々どこにサインして貰うか悩みに悩みまくってのここ↓

レミゼ26日に行きます!頑張ってください!」との旨を伝えると、爽やかスマイルで「ありがとうございまーすっ😊」って。座ってるのに丁寧にお辞儀までして頂いてなんか申し訳ない。天使なんですかね。10月は旅行と丸被りしているためコンサートもジーザスinコンサートも断念🤮



あぁ、本当に幸せな1日でした。マリウスはもう年齢的に厳しいなんて、どの口が言うんだ!ってくらい天使すぎる海宝さん。
舞台やコンサート以外で聴く生歌はイベント感があってやっぱり好きだし、なんと言っても美しい。やっぱり同じ人間とは思えない…。笑

26日の博多座千秋楽を持って今期レミゼマイ楽となるので思う存分悔いがないように海宝マリ堪能してきます。


余談ですが、本日レミお休みの光夫さんがガブ、リトコゼ、リトエポを引率していらっしゃっていました。もうパパオーラ半端じゃないです。そして、大矢ガブ近くで見たらめちゃくちゃかっこ可愛い😍
腹痛でトイレに駆け込んだ妹が運良く目の前で光夫さん見たらしく、「大きかった」と一言。笑。確かに今期のバルジャンでも身長1番高いですもんね!

19/7/30S@Les Misérables 新キャスお披露目会的な空気



この日はタイトル通り2019年新キャストお披露目会のようなメンバー揃いでした。プリンシパルの2/3は目新しい方ですね😋
という事で早速キャスレポSTART!!!
(前回までのキャストは省きます)
(アンサンブル編は後程)



佐藤隆紀:ジャン・バルジャン
佐藤さんのバルジャンは動画やテレビで何度も聴いて、『絶対に良い!』と謎の確証を持っていましたが、やはりめちゃくちゃ良かった!佐藤さんはまごうことなき優しきバルジャンで、彼が起用された理由にも納得です。今年も上手いことバルジャンを平均的に配置されていますね。マリーアントワネットでも思いましたが、テノールの優しい音が心地良く耳に届いてくるので序盤の独白からもう涙ボロボロ。
シュガーバルジャンって絶対根っからのいいやつなんだよ。リトコゼを迎えに行くとこなんか、『はいコゼット』からの表情が『えっ、君が?』みたいに少し困惑してからもう限りない笑顔。コゼットの全てを包み込むかのような。ファンテとの約束とは別に、この子に一生を捧げて守り抜くんだという意志の強さとコゼットに向ける眼差しがもう堪らなく暖かい。ここでも涙ボロボロ。
っていうか、シュガーバルジャンの時って大抵その優しさに涙してるんだよなぁ。個人的には、バルジャンにはやっぱりジャベールとは対極的に、慈悲深く人間味のある行動と暖かさを凄く凄く求めているのでもうがっつりハマって終始泣いています。隣の方すみません。


上原理生:ジャベール
理生君のジャベールは本当に本当に期待してた!!!アンジョルラスじゃなくなったのが本当に悔やまれるくらい理生アンジョが好きだったのでその分理生ジャベに対する思いは膨れ上がる一方なのです。そして、理生ジャベ観ての感想。やっぱり最高です。例えるなら狂犬ですね。
最近まで革命側にいた経験からかジャベールを演じるとやっぱり何か思うものがあるのでしょうね。理生君は立派な警部としてのジャベールを演じていましたがやはり、心のどこかに学生達へ対する情けと言うか、こう、思いがあるように感じました。砦の崩落後、バルジャンを探す際荷台に乗せられたアンジョを発見するや否や心の何かが弾けたような表情をします。ガブローシュを見た時もそうですが、彼の心はバルジャンに逃げろと情けをかけられた時点で張り詰めていた糸はもう切れる寸前までダメージを負っているので、ここでの彼の精神を繋ぎとめているものは最早仕事の責任と信念、そして気力なのです。
理生ジャベにとっては学生達の抵抗はほんのお遊びのような、どうせ負け戦になるのだと確信を持っており、その上で囮となり砦の中へ入って行くのです。彼にとってそんな生前の生き急ぐような学生達に情けをかける理由も何もありませんでした。しかし、いざ敗北した彼らを見た理生ジャベ。過去の自分と重ね合わせたのか、横たわるガブローシュにそっと触れ、まるで獣が唸るかのように叫びます。その叫びには自分に情けをかけたバルジャンへ対する混乱や怒り(最早憎しみ、執念と言っても良いのかもしれない。)青年らを亡き者にしてしまったもどかしさ、自分の信じる正義への疑念等さまざまな思いが複雑に含まれており自分の中では抑えきれなくなった衝動で出た雄叫び。彼の良心と理想とがぶつかり合い苦しんでいるのがもう痛いほど伝わってきて、理生ジャベらしいなぁと思いながら号泣していました。


二宮愛:ファンテーヌ
二宮さんはやはり母親としての思いの強さが印象的な方です。夢破れてでは、過去の自分に思いを馳せ、今は見えない『あの人』の影を追いながらも、理想と現実の差をつけ今はコゼットが全てだと言わんばかりに歌い上げるんです。
昔はファンテにしては終始ちょっと強すぎるかなぁとか思っていましたが、彼女は現実の悲惨さを痛いほど見せつけられ、人生に絶望さえし、もがき嘆く様が伝わってきていいなと思ってきた次第です。こんなはずじゃなかった、こんな人生になるつもりじゃなかった…なんで…。二宮さーーーーん!


屋比久知奈:エポニーヌ
屋比久ちゃんは想像通りどこまでも自分にまっすぐで精神の強いエポでした。マリウスから奪った本なんか、力づくで読んでしまうんじゃないかと思いましたもん笑。彼女なら略奪愛でも成り立ってしまうんじゃない?と思ってしまいました(冗談です。)
3人の中では、マリウスの心がコゼットに向いていると分かっていながらもどうにか自分も視界に入れてもらいたいと、1番懸命に健気に動いていると思います。だからこそ被弾した際に彼に余計な心配をかけたくないと血で汚れた服を上着で必死に隠す姿に涙が止まらない。この子は最後まで本当に女の子なんです。少女なんです。
声は出るし可愛いし。ちょっと元気で強気なエポで、心配な部分もありましたが結論、個人的には全然ありでした。


三浦宏規:マリウス
出来ることなら三浦さんのファンはここで引き返していただきたい。なぜなら私が彼にあまり良い印象を受けなかったから。
マリウスって無鉄砲なやんちゃさやコゼットが旅立つからと死ぬ覚悟で戦場に赴く様な変わり者でありながら、それでいてコゼットが一目惚れする様な中身も外柄も格好いい好青年。
しかしながら、どうも彼には何一つ一目惚れ出来ない。何故?きっと歌い方とか演技が私の苦手分野に一致してしまっているから。だから辛口になりますが感情輸入も出来なかった。というか、マリウスじゃなかったらありだったかもという印象。だってマリウスってやっぱりこの物語の核を握る人物で大きな波を作るうちの1人。後半のバルジャンの考えを左右したり、アンジョやグランとは違った学生の中に新しい空気を入れる人物。もちろんエポ・コゼットとも関わりが強く、もう少し軸を強く持っていて欲しいというのが本音。
でも、史上最年少でマリに抜擢されて演じるのはただただ凄い事だなぁと思います。


生田絵梨花:コゼット
いくちゃんは、まぁ例年通り。特に感動する!って場面もなければ別に観ていて嫌な部分もない。高音は綺麗に出るけど声量が少し物足りない。おしとやかで落ち着いている大人な女性コゼットというイメージですね。17歳にしては大人びを帯び過ぎている感じもしますが、バルジャンに、外の世界にあまり触れさせられないまま育てられたらまぁそうなるよなぁ。と納得させる笑


朴璐美:マダムテナルディエ
元々声優さんということもあり、声の変幻自在さは凄いと思います。それにしても物凄い声量ですね。ちょっと侮っていました。すみません。テナに負けじ劣らずのマダムのゲスさ、陰湿さ、華々しさも表現されていて思った以上に良かったです。(どんだけ初期期待値低かったの?って話よね)


小野田龍之介:アンジョルラス
彼のアンジョは確実に縁の下の力持ちリーダータイプではなかろうか。てっぺんに立ってみんなを導く様なカリスマ性やストイックさはないけれど、それぞれの思いに寄り添いながら下から全体を押し上げて革命を起こしてしまうような力強さがあるなぁと思いました。そんな彼の姿にみんなも賛同していくという風な。要するにとっても優しいリーダーって事ですね。
彼ならばグランの事も早々に許してしまいそうです笑『よし、友よ。共に戦おうじゃないか!』とか言ってそう笑
そのうちバルジャンとかまで上り詰めて欲しいなぁ。


大矢臣:ガブローシュ
大矢くんは本当にやんちゃなガブです。そしてやっぱり可愛い笑。グランにべったりな所も、starsを歌い終わったジャベを鼻で笑う所も。なのに勇敢であるガブ。やんちゃで、学生達の仲間になりたくて背伸びをして、時に可愛い所もあり、勇敢さを忘れないまさにガブらしいガブでした。


岩瀬花音:リトルコゼット
桑原愛佳:リトルエポニーヌ
花音ちゃん目がまん丸で可愛いリトコゼでした。バルジャンに人形をもらう所では本当に嬉しそう😊



観る度に新しい感動と発見が沢山ある。改めてレミゼラブルが好きでよかったと思わせてくれる作品です。
次回に続きます。

19/7/29S@Les Misérables初日in福岡

とうとう始まりました。私の夏が。

2年越しのレミゼラブルです。これが来なきゃ夏は始まらない。私の中の永遠のバイブル的存在です。


初日に行ける事に感謝しながら座席へ。とりあえず押さえたのは王道のC席😂初日の立ち見はそれ程多くない印象でした。


福岡初日のキャスト表は以下の通り↓

今年はトリプルキャストに加えテナルディエはなんという事でしょう4人構成です。(福岡公演では駒田さんは出演されませんが)随分手厚いですよね。今年は散財が免れません😭
それでも後悔はしない。それがLes Misérables!!!


情報量が多いので、基本的に随時キャスレポを中心にあげていこうと思います。作品が好き過ぎるあまり辛口になるかも…。あくまで個人的感想です。あしからず。
それではレッツラゴー!!!



福井晶一:ジャン・バルジャン
福井さんはやはり芯の通ったバルジャンを演じるのがお上手だなと思います。今年のキャストの中でも1番原作に近いのではないでしょうか。司教様から頂いた『再生』を軸として大きく変わったジャンバルジャンの人生を、強い意思と信念を胸に1本突き刺してぶれる事なく最後まで生き抜く力強いバルジャンです。
福井バルジャンの魅力は圧倒的にジャベールとの関係性だと思います。彼のバルジャンとしての生き方は、司教に誓った命とファンテーヌと交わした確固たる約束を果たす為のものでありその為にはコゼットも守り抜くという覚悟が強いので、その揺るぎない信念を元にジャベールと向き合って行きます。
ただ、そこに対する思いが強すぎるせいかコゼットに対しての愛は淡白気味に思えてしまいます。だけど、ラストの『老い』は凄いぞ!


川口竜也:ジャベール
川口さんは私の理想とするジャベールそのもので、愛しても愛しきれないどこまでも強く孤独なジャベールを演じてくださいます。
彼の演じるジャベールの魅力は地の果てまでも突き詰める執念と理性を感じさせないかのような冷徹さ。彼の過去を知れば知るほど竜也さんでなければ出せない魅力が溢れてきます。例えるなら忍び寄る蛇でしょうか。頭では分かっているのに彼の過去が、考えが、理想が罪の全てを許さない。どこまでも無慈悲で、現実を追い求め、人生に縛られ、苦しいという感情も救いさえも手に入れることが出来ない。こんなにも孤独なジャベールを演じきれるのは、これまでも、きっとこれからも私の中では竜也さんしかいません。
川口さんは砦で亡くなったガブを見つめて思わず近付きはするものの触れる事が出来きません。彼らを殺すよう命じたのも、この子の命を奪ったのも全て自分だから、十字架を切ることも出来ないとおしゃっていました。強く握りしめた拳を震わせながら『バルジャーン!!!』と地の底から振り絞るように叫ぶのですが、私の場合ここでほぼほぼ精神を使い果たします。その後の自殺で涙腺崩壊は免れません。ラストでファンテとエポが出てくる場面のためにライフを0.1%だけ残して、これらの川口ジャベールの場面に全力を注ぎます。それをする価値があるのです。
こんな場面でもガブに慈悲をかけることすら許せない。(映画ではガブに勲章を与えています。)込み上げるのは疑問か?混乱か?怒りか?悲しみか?みなさんもこの史上最強の川口ジャベールの魂の叫びを聞いてください。


知念里奈:ファンテーヌ
知念さんは弱く儚いファンテーヌ。母としての力強さよりも1人の女性としての存在が大きいです。それもあり、知念さんの演じるファンテは弱さ上のコゼットを思う気持ちが魅力ですね。
今年のプリンシパルの中では間違いなく1番穏やかで優しい表現をされる方だと思います。私の中でのファンテは母親としての強さよりも1人の女としての弱さだったりズルさだったりという点も重要視しているので知念さんは好みです。


唯月ふうか:エポニーヌ
ふうかちゃんはエポとしての強さはあまり感じられませんが、その弱さが魅力となったエポちゃんですね。幼い頃はコゼットという比較対象がいて、贔屓の対象となり優越感に浸る毎日だったものが10年という月日を経てマリウスを愛する事と自分の置かれた環境下があいまり徐々にテナルディエ夫妻の自分へ向いていた愛情と言うものが実際どのようなものかという事に気が付きます。
ここからがエポの見せ場になりますが、ふうかちゃんは自分の人生に絶望し悲観的な、そんなエポのか弱い部分を表現しています。それでいてひたむきにマリウスを愛する、健気で可愛いエポちゃんですね。
私の好みはどちらかと言うと、そんな醜く惨めな人生が報われないとしても、信じ続け縋り付いてでも抗い続ける根の強さがあるエポ…。ま、いろんなエポがいていいと思うけどね!


内藤大希:マリウス
内藤さんはマリウスの危なく脆い部分を上手に演じて下さる方です。マリウスの優しさや柔らかさではなく、意外と無鉄砲でアホな部分を引き出した猪突猛進タイプです。家の立場を捨てて革命には参加するわ、乙女心には気付かないわ、エポそっちのけで一目惚れしたコゼットへ執着するわ、とそのひとつひとつに絶妙にアホさが備わっているんです。褒めてます。


小南満佑子:コゼット
小南さんはとても可愛らしいのに声量がでる方です。私が舞台レミゼラブルのコゼットに求めるものは、大切に大切に箱入り娘のように育てられた上品で可愛らしい姿。歌唱力は対して求めてませんが、高音も出るし声量も安定しているしととてもいいコゼットちゃんです。本来ならば、バルジャンに守られ、マリウスに守られ、か弱く可愛らしく何も知らない純粋で真っ白なコゼットを求めているので特にキャストにこだわりはないんです。その点に関しては小南さんはやはり動きが柔らかく、マリウスに対しても上品に優しく接して下さいます。


KENTARO:テナルディエ
何を言おう、私が1番好きなのがケンタロウさんのテナルディエなのです。ゲスさ、汚さ、心の弱さ、もう全てが最高です。テナルディエ夫妻は当時のフランスの中でも弱き市民の立場の中で、世間の風潮に流されながらも懸命に泥臭く生き抜いている代表的存在として舞台版でも描かれていると思います。
エポを商売道具として不当に扱い、店に来た視覚障害者からも何の気なしに全て吸い尽くし、下水道の中では戦死した学生の死体から喜んで金品を奪い去る。そんなどうしようもない悪党よりも更に悪党なやつなんです。終始ダミ声で歌い汚らしく演じ仕上げるKENTAROテナがどうしようもないくらい好きなんです。おどけっぷりも流石ですが、学生や市民達を見下すような、ゴミでも見るようなあのゾッとするような冷たい視線、人間の汚さでは上位に食い込んでくる方です。


森公美子:マダムテナルディエ
今年も出演してくださりありがとうございます!もりくみさんはもうレジェンド的存在です。言うことは何もないです。声量と演技で超えられるマダムは出てくるのか?いや、もはや次元が違うのではないか?と思います。
マダムのテナルディエに対する呆れと満更でもない様子がマダムの魅力であり見てほしい所。それでいてきちんとテナルディエを立てる事もできます。テナルディエとマダムは演者によって2人の関係性が異なって見えるのですが、正直個人的には今日の組み合わせが1番だと思っています。


上山竜治:アンジョルラス
アンジョルラスって学生達のリーダーであり、情熱に溢れた若者であり、カリスマ性のある好青年だよね。という事を念頭に置き話させていただきます。上山さんはその点に関しては一昨年に続き力強く、バラバラな学生集団をまとめ上げる力を持ち合わせている方だと思います。優しさだけでなく引っ張っていく力。カリスマ力。そんなアンジョです。


小林佑玖:ガブローシュ
3人の中では1番童顔で可愛らしいガブですね〜。声が高くてその瞳はまだ残酷で世間の汚いものは何も知らないとでも訴えているかのように輝いています。その純粋さが魅力かな?ただその純粋さが強い故に砦での戦死は涙ボロボロです。
グランテールには及びませんがそれ程可愛らしく幼く勇敢なガブ、出来ることなら君を逃がしたかったよ。時代が君を捉えたんだよ。これは今も昔も変わらず言えることですが、時代のうねりが一人一人の人生を決めるのです。もしガブのあの人生が初めから定められたものなのだとしたら、いや、時代が彼を選んだのか。


桑原広佳:リトルコゼット
尾上凛:リトルエポニーヌ
リトルコゼ・エポちゃん達に共通して言えることはみんなまだまだとっても可愛いと言うことですね。でも、なんか凛ちゃんのリトエポは本当に純粋で悪気のない意地悪そう感がすごいなぁと思いました笑
「悪気はないのよ?コゼット。でもあんたこの為に生まれて来たんでしょう?ほら早く働いてよね!」って感じかな?ごめんなさい、勝手な想像です。



まだまだ書き足りないけど頭での整理も追いつかないしこのくらいで許してください笑
次回に続きます。

✈︎波乱万丈Hiroshimaプチ旅行19/7/25


1日しか休みが取れなかったので日帰り広島旅行に行ってきました!!!今回は新幹線でぴゅぴゅぴゅーっと🚅

やはり広島は青空が似合います。


観劇ついでなのでご飯を食べて広島城行ってと、うろちょろは出来ませんでしたが久々の広島も良いものよ。
まず路面電車がいい。道路を車と電車が並走する風景のアンバランスさとオシャレさが好きなんだよなぁ。長崎とか熊本とか岡山にいた時は身近だったけど今となってみれば新鮮😊

本当は広島まで行くなら久しぶりに尾道鞆の浦の方面に行って紹介でもしたかったのですが、観劇場所が広島市内でどう頑張っても時間がなく広島城へ🏯

広島城天守閣は高台にあり面積もそこまで広くはないので階段手前の木々の間から覗く姿が綺麗。天守閣を撮影するなら引きでも悪くないけど、この季節は緑と青空が映えるので個人的にはこの角度のアップが好き。


折角なので無難に正面からの写真も載せときます。
広島城公式HP》→ http://www.rijo-castle.jp/RIJO_HP/contents/01_home/01_top/01_index.html

広島城って平城で有名ですよねー。敷地面積自体はとても広いんです。原爆が投下された為に当時の建物自体は失われてしまい、今では広島城跡となってしまったのが残念でなりません。名建築家の黒田官兵衛が建築に携わっていた事もあり、当時の出来はきっと凄かったんだろうなぁ。

先程も言いましたが天守自体の面積は狭いので中に入っても結構こじんまりしています。久々に入城しましたがなんか落ち着くこの感じ。

基本撮影は禁止ですが、当時の商家など一部展示物はOKとなっています。

第5層となる展望室からは広島市内から、晴れていると宮島まで見渡せます。
広島城は原爆投下地から約1kmと近く、原爆ドームもここから見る事ができます。分かりますかね?ちょっと見辛いかも…🙄

ズームアッーーーープ!!!

分かりました?笑

二の丸は木造での再建なので見栄えも美しいですね。

それにしても広島はやはり青空が似合っています。

19/7/25S@カモ猫 ゾルバとフォルトゥナータに貰った勇気

最初に言わせてもらいます。ファミリーミュージカルだと侮っているそこのあなた、いっぺん観て下さい。大切な何かを得るはずです。

今回は劇団四季の新作ファミリーミュージカル『カモメに飛ぶことを教えた猫』を観るために広島まで行ってきました。全国ツアーで九州にも来るのに何故このタイミングなのか。誕生日観劇のためです。

25歳を迎えるにあたって友達と過ごす事も考えましたが大学に入ってからずっと同じような日を繰り返していることに気が付いて「そうだ!誕生日観劇に行こう!」と思い立ち計画を始めました笑
そして選んだのは劇団四季の新作ファミミュです。働き始めて3年目、最近は責任がどんどんと重くなり仕事に対しての不安や恐怖が大きくなり始め自己嫌悪に陥る事も度々…。誕生日くらい童心に戻りたい、そうだ四季が新作ファミミュやるんだった、よしこの機会に行こう!と、幼い頃に「アンデルセン」を観て感じた感動を求めて決定!
冒頭で偉そうなことを言っていますが、実際侮っていたのは私の方でした。

最近ゾルバ役の笠松さんが続いていたのでそろそろ厂原さんにキャス変かなぁと思っていたところ、22日からちょうど厂原ゾルバへ。これがこれがやばかった。あんなに泣かされるとは思いませんでした。そして、厂ちゃんから時折滲み出る母性に終始ニマニマしておりました。(哲さんが演じてもあんなにいい母性が出せるのかは謎笑)


作品については公式HPにてじっくりご確認ください。
https://www.shiki.jp/applause/kamome/

本作品はドイツの港町ハンブルクで過ごす自由気ままな猫たち、カモメの群れ、過去の栄光を追い求めるチンパンジー、猫に復讐心を燃やすネズミたちの個性豊かな面々が登場するお話です。彼らにはそれぞれの生活があり、立場があり、思いがあります。ゾルバ達を見ているとCatsが頭をよぎるし、ネズミ達を見ているとガンバ達が頭をよぎります。悪者なんてどこにもいない、彼らは私達人間と同じように時には楽しく、時には必死に生きているのです。
なんか宗教みたいになってしまった笑
それはともかく、そんな彼らの生き様はまるで自分達を鏡写しにしたかのように感じ強く胸に刺さって来るので、物語に入り込もうとすればするほど泣けてきます。

まず主人公であるゾルバ。彼は喧嘩グセのある荒っぽい黒猫ですが、実は優しい心の持ち主と紹介されています。まるで雨の中捨てられた子犬を助けるヤンキーみたいな感じですね。そんなゾルバを演じる厂原さん、稽古写真を見ている限りでは可愛い笑顔に喧嘩っ早いゾルバらしさは微塵も感じられませんでしたが実際に舞台に立つ厂原ゾルバを観て思いました。『あぁ、ゾルバってヤンキーじゃないんだ』(?)
何を言いたいかというと、厂原ゾルバはただのヤンキー猫じゃないんだよ。ということです。ゾルバは幼い頃に川に落ちた自分を助ける代わりに母親を亡くしました。しかし母親のいない(父親の存在は不明)環境で育った彼の周りには仲間の存在がありました。そう、まるでシンバやアラジンを彷彿させます。彼らに共通して言えることは『幼さ』や『弱さ』を心に抱えている事です。
シンバにとってはラフィキが、アラジンにとってはジーニーがそうであったように、ゾルバにはフォルトゥナータが絶対的必要存在であり一歩を踏み出すためのキーパーソンなのです。
そんな弱くも優しい厂原ゾルバだからこそ、フォルトゥナータが卵から孵った時の喜び、彼女と過ごした時間、全てが愛おしく心から家族として彼女を愛していた為、自分の尻尾を代償として差し出す勇気があったのだろうし、そんな彼女を心から信じていたからこそ塔のてっぺんに連れて行ったのだろう。ただ、フォルトゥナータを愛おしく思うあまり翼を広げるよう促す事が精一杯で、突き落とすような真似は苦しすぎて出来ない!!!でも、彼女を飛ばせないとどの道越冬出来ず死んでしまう…という心の葛藤がガンガンに伝わってきて、もう号泣でした。
というか、塔の上での恐怖を隠しながら強がる演技がもうなんというか、涙なしには見れません。あんなにぶつくさ言いながら温め続けた卵、中々孵らないからとハンマーで卵を割ろうとしたあの時、「ママ」と言われ嫌がりながらも満更ではなかった瞬間、例え尻尾を失う事になるとしてもフォルトゥナータを飛ばせたいという限りなく強い想い、その全てが走馬灯のように蘇るような表現力がほんともう、観てるこっちが苦しすぎました。
フォルトゥナータが飛び降りる瞬間の叫びと無事に空へ羽ばたいたという安堵。ね、思い出すだけでも泣けてきてしまう。本作品でのテーマである『自分を信じて』は、今の自分と重なる思いもあり、胸に響き勇気を貰える楽曲でした。

厂原ゾルバは非常にコミカルで初っ端から優しさの塊猫です。ネズミ達をいびっている時もマチアスにちょっかいかけている時も、拭いきれない優しさ。笠松ゾルバは本当に容赦なさそうだもんなぁ。




劇団四季公式より 左:厂原ゾルバ 右:笠松ゾルバ》


フォルトゥナータの前田さんは小さくてそれでいてとっても可愛い笑顔が、純粋でキラキラした瞳を持つ子カモメにぴったりで本当に可愛かった☺️卵から孵って『マーマ』という場面は、もう厂ちゃんと一緒に客席でニターってにやけてたもの笑
フォルトゥナータは成長するにつれて自分でもゾルバ達とは何か違うと薄々勘づきながらも自分は猫だと言い張ります。まるで自分に言い聞かせるかのように。それでもやはり空への憧れは遺伝子的に彼女の中に刻み込まれているのです。白い羽根へ生え変わった彼女の姿は美しくもどこか歪。それは自分に嘘をつき真実から目を背けているから。
ゾルバに説得され、母親《ケンガー》の強い思いを受け取り、彼女は大空へ飛び立つ決心を固めますがこれまで猫として生きてきた為簡単に空へ飛び立つことは出来ません。世界って残酷なものよね。それでも諦めなかったのはゾルバの、ブブリーナ達の自分へ対する強い思いを目の前で見せつけられ感じ取ったから。
自分はカモメで居るべき場所はここではないと決めたのも、塔の上から飛び立つと決めたのも、全て小さな彼女自身。ゾルバの覚悟が彼女に勇気を与えたのでしょう。見事大空へ羽ばたいた彼女の笑顔はどこまでも眩しく輝いていて、その姿こそ本当に美しかった。あれ?カモメが空を飛ぶお話でしょ?なんでこんなに感動してるんだよ。って自分に突っ込みを入れながらもカーテンコールまで涙は止まりませんでした。
『フォルトゥナータ』=『幸せな者』
君がこの世界に生まれてきた事は、沢山の奇跡の集まりなんだよ。君は生まれてきて、僕たちと出会って幸せだったかい?
と、ゾルバの声が聞こえてきそう。きっとゾルバの答えはまがいもなく『僕は幸せだったよ』


そして、個人的にめちゃくちゃ良かったのは、この話の鍵を握る明戸さん演じるマチアス。彼は過去に飛行機に乗り大空へと飛び立った経験のあるチンパンジー。今でこそ捻くれた呑んだくれになっていますが、その心は未だに空への憧れと情熱を燃やし続けているのです。ゾルバはマチアスの情熱を、マチアスはゾルバの優しさを知らないまま2人は互いに罵り合う日々を送っていますが、最後には両者共に言葉には出さずも分かり合います。
マチアスってきっと一番の年長者であり、街の中で唯一外の世界を見てきた言わば経験者。ハンブルク育ちで大きな顔をするゾルバは達の事は、さも気に食わなかったのでしょう。それでもゾルバの熱い想いに自分と似ているところを感じ取ることのできる優しい心の持ち主なのです。そこが彼の魅力なのでしょう。

出口では奇跡的に寺内さん→志村さん→厂原さん→前田さん。と握手をさせていただきました。はぁぁ、こんなにも舞台上の皆さんからパワーを貰ったんだから仕事も気合い入れやんなぁ。次は九州公演。それまでに何か少しでも成長出来るよう頑張ろう😌

キャナル2020四季公演ラインナップ

福岡LKの千秋楽が決まりましたね。1月13日。はい、みんなで一緒に覚えましょう1月13日です。大事なことなので2度言いました。
1月は天使にラブソングも、ロカビリージャックも来るのよ。松尾スズキさんのキレイも観たいのよ。忙しいのよ。そんなに休み取れません😂何を諦めるべきか…。

話は変わりますが2020年のキャナル劇場での公演作品も発表されました。
1/13 ライオンキング千秋楽→名古屋へ
2月-ノートルダムの鐘
7月-パリのアメリカ人
秋-マンマミーア

ロングラン持って来ないあたり、契約切れ問題があるんだろうな。そして演目を見る限り延長もしなさそうだな…。と良くない方向に考えてしまう😂うぎゃー!そうなると1番近いのは大阪。とは言え大阪までそんなしょっちゅう行ってられないし、もしキャナルとの契約延長せずに切れたらまた会員抜ける事になりそう🤔これまでの上演と今後3作品で集客率見定められるんかなぁ。困った困った。
今は名古屋と京都と福岡を巡回公演してるので名古屋でLK再演ロングランが始まり、札幌では3月で千秋楽兼撤退(なんか、取り壊しはなくなったみたいですね!!!良かった😊でも、無償壌渡とは?四季の公演はしないと言う事?)し新劇場が出来る事を考慮しても専用劇場を持ってない福岡で契約続けるかねー?京劇みたいな立ち位置に戻るんかな?と言うか、京都劇場の契約って詳しく知らんけどどうなってますのん?

まぁ、でもいろいろ考えるのを抜きにして福岡にマンマが来てくれるんは純粋に嬉しい😭❤️鐘は京都で取ってるからあれだけど、とりあえずパリアメの遠征も考えたりしてた分は無しにして7月までお預けだな。やっと演じる彰孝さんの生歌が聴ける!!!いつぶりだろ、楽しみすぎるよ😂CD再生しまくるか遠征しないと無理だったから🤑

そして8月の会報のStage doorが笠松様様でした。最高ですやん。歓喜のため息を聴いたゾルバ哲さんの笑顔がみたいです。ゾルバと言えば7月末に観に行った厂原ゾルバの感想をまた近いうちあげます🐈てか待てよ?先月のジーザスも結局あげるあげる詐欺して、下書きに放り投げてる事に気付いた。。。笑
そのうちあげます。多分。
噂の会報の裏の結晶、今回もついてるんですね〜❄️