隣のワカメは青く見える

九州を拠点に生きている現役3年目大卒看護師。最近の悩みは観劇と旅行に費やすお金をいかに捻出するか。そんな日々です。

19/2/28M@アラジン 幸せの魔法をくれた阿久津ジーニー

感動と興奮とそして、幸せを。とってもとっても遅くなりましたが…。
いやね、やっとよ。やっとの思いで東京までアラジンを観に漕つけましたのよ。今回の東京旅行最終日にして1番の目的だったアグラバー観光。
幸せの吐息が取り留めもなく溢れ出してしまう。抑えようにも逃げ出していく。まるで全ての人に幸せを届けるかのように。兎に角そんな気分です!!!(いたって真剣)


あいにくの空模様でしたがこの時から気分はアゲアゲでしたwもう叫ばずにはいられない!!!という気持ちをどうにか理性で持ちこたえている状態です←完全にやばいヤツ😭

そして本日のキャスボ↓

素敵。これずっと眺めて想像に浸っていられるくらい本当に素敵。ここでもため息がこぼれ落ち。







席に着くまで一苦労wやっとの思いで席に着いたのも束の間センターブロの9列目よ?近い😂もうほんと泣きそう状態。完全に引かれるそれですw隣に居たくない人トップ10くらいに入りそうな勢いw
この距離で初アグラバに行けるなんて…。夢のような、いや、魔法です。


ACT1
Arabian Nights
阿久津ジーニー初っ端から好きすぎます。ほんとイケメンジーニーでした。『ちょいと田舎、でも故郷』あぁ、本当にアグラバへ連れて行ってくれる魔人🧞‍♂️セットが煌びやかなのなんの…。既に鳥肌がぞわぞわ。迫力半端ない。言葉が出ません…😭みんな美しすぎる。『アグラバ良いとこ一度はおいで』からの紹介が素敵やん…。瞬間的に引き込まれました。本当に。言葉が片言なのは気にしないでくださいw

逃げ足なら負けない
北村さんアラジンでは初めまして。いや、アラジンでもキラッキラスマイルで可愛すぎるw流石身軽さを活かしてぴょんぴょんとスピード感溢れるナンバー、セット移動も素晴らしいです。泥棒業をしながらも町中の女の子を味方につける彼w

自慢の息子
ここで初めてみせるアラジンの心の内。尊敬する父親と愛する母親を亡くした彼🤱これまでのポップな曲調に反して、馬鹿にされながらも思いの丈をしっとり歌い上げるナンバーです。ここで一度更正する事を誓うんですね。一度。アルは家族を亡くし、言うなれば一見自由に行動が出来る反面経済的には厳しく泥棒を働いてはその日暮らしの生活。周りからは冷たい目で見られますが、自分達の為に盗んだパンを見知らぬ人に渡す等という一般的弱者に対しては所謂優しさの溢れる行動を度々起こします。(正しい行動かどうかは置いておいて)意図的にしている事なのか、自然と無意識に振舞っているのか…まだ分かりませんが、きっとこれが彼の言う『心は貧しくない』という事なのでしょう。

壁の向こうへ
ジャスミンはアラジンに対して経済的にはとても恵まれています。というか国一番恵まれています。しかし立場上は自由に結婚も出来ず、自分の意見は通らず、あくまで女性は男性を立てるというしきたりに縛られています。とても不自由なそんな生活に感じる嫌気を露わに歌いあげるナンバー。アラジンとは正反対の立場でありながら互いに持ってないものを持て余している2人。そんな2人がどうなっていくのか、わくわくさせられる曲調とジャスミンの美しさに目を奪われる場面でした。

バブカック オマール アラジン カシーム
アブーの代わりのアラジンの友であり支えの3人組。見るからに個性の強い3人ですw食の好きなぽっちゃりぼんやりバブカック、自分一番自分最強なしっかり者カシーム、おとぼけ可愛い枠?wでビビりなオマール。そんな3人とアラジン。良い仲間持ってるやんアラジン。友に恵まれてるよあんたw町中を巻き込みながら楽しく歌い踊る姿はジャスミンを一目で引きます。にしても陽気で楽しそうな4人組好きだなw喧嘩しながらも強い絆で結ばれているんだろうなぁ。町中をうろつき回る愛される不良。可愛い😚

行こうよどこまでも
無事再会を果たすアルジャス。お互い求めている物を持ち合わせている同士、そりゃあ惹かれあうはずです。『誰にも止められない、お父様にも』のジャスミンのハッとする場面。全てが違う2人が実は同じ立場である事が一致する良い場面ですね。『行こうよどこまでも、全て捨てて』で北村アルの両手を開いて握った拳を開く振りが良いなぁ。きっとその握った拳には色んなしがらみが詰まっていて、全てを忘れて今だけでも自由になりたい。そんな気持ちが伝わってきます。2回目は三井ジャスミンも同じジェスチャーしてくれる😍『船の旅はどう?君が舵をとるんだ』でソンダンでの一和さんが普通にハンドルを握る仕草をしてましたが、北村アルは握った掌をを上向きに舵をとる仕草。あぁ、そうか。船の舵をきる時は取っ手はこう握るんやん!と謎の納得をしてすっきりw説明下手すぎて伝わる自信ないなぁ🧐

↑昔の舵って工場地図記号みたいなやつやん?w

ダイヤの原石
何だろう。ジャファーよりもイアーゴの方が圧倒的ヴィランズ感wディズニー作品も色々あるけど、こんなに主人を押し退けて悪役満載な手下います?あのキャラは絶対小さい子には受けるだろう。間違いない!様々な手を使いダイヤの原石である北村アルに近付きます。最初は実は全く乗り気ではなかった北村アル。何度か気持ちが揺れますが、ジャスミンの話題を出され彼女に嫌われたくない一心で洞窟に入る決心をします。普通に男の子やん。可愛いやん☺️

フレンドライクミー
洞窟の中がほんと綺麗。キラキラざくざくな財宝に目を眩ませながら北村アルは2、3度キョロキョロしてからランプを見つけます。ランプの擦り方がなんかめちゃくちゃ好きでしたwそして阿久津ジーニーの登場。ノリノリキレキレ大好きな阿久津さん、ジーニー🧞‍♂️一番の見せ場約8分のながーいFLMを見事に歌い上げる。流石です。ジーニーの魔法に圧倒されまくりでめちゃくちゃ楽しんでました😊ダンスコンテストの下りは実際観るとめちゃくちゃ楽しい。本当に楽しい😭❤️ここら辺からめちゃくちゃ疲れ始める阿久津ジーニーw初っ端から飛ばし過ぎなんですもんw魔法かけてもらって華麗にタップかます北村アルの笑顔が可愛すぎるし、ずっとにやけてるキモいやつになってました…w「この洞窟から抜け出すなんてのは、やっぱり無理なんだよなぁ…。」からのこれ見よがしに肩を落とし溜息をつくアル。嫌味たっぷりでその真似をする阿久津ジーニーw2人の絡みが昔からの友達?ってくらい違和感なく見えるのはきっと2人が純粋で良い奴らだから。

1幕フィナーレ
『君の願いは僕の喜び』これを言ったジーニー、まだアルにそこまで思い入れはなかったのでは?魔人としてのテンプレなのかなぁなんて思ったらちょっと切ないジーニー🧞‍♂️でも出会った時点で素直で可愛いアルのことお気にそうwアルは3つ目の願いにジーニーを自由にすると伝えます。驚きながらも少しハニカミますが、それがとんでもなく切ない。ジーニーは今まで多くの人間と出会い、何度も聞いてきた言葉でしたがその願いが叶う事はありませんでした。そんなアルを半信半疑でも信じたい。『アル、君ならきっと上手くやれる』この言葉は、そんな切ないジーニーの願いが込められているのでしょう。後半に持ってくる自慢の息子。2度目に更正すると誓います。はい、2度目です。

ACT2
プリンスアリー
可愛い3人組の再登場で始まる2幕。おぉ、どうやってジーニーの存在を伝えたのか?いつのまにかアルの仲間になってましたwにしてもプリアリの賑やかな祭り感好きだなぁ。こんな生き生きと他国の(そもそもアルに関してはアグラバ国民なのですが)王女にプロポーズしにくるやつはいるのか?wアブーの友情出演もあるしwアルの堂々たる登場がくっそイケメンで調子こいてる😂

A Whole New World
軽ーく三井ジャスにあしらわれる北村アル。分かったよ…と窓から飛び降りてジャスミンの気を引くのはなんとも悪意ありすぎるw最初のジーニー使うとことかちょいちょい賢いよね。心配するジャスミンを余所に絨毯で颯爽とぴょこっと出てくるアル、控えめに言ってかっこいい。なんなら夜空バックに飛ぶ2人が美しすぎて言葉失いました。夜空の空中飛行はロマンチスト過ぎる、こんなん惚れない人とかまずいないでしょう。この時点で、あの街で出会ったアラジンである事に気付きますが王子である事を踏まえて惹かれるジャスミン。地道に罪を重ねていくアル…。

危険な冒険
ジャスミンに一直線なアラジンを余所にもう嘘はまっぴらだというカシームは城を飛び出しますがアラジンがジャファーに丸め込まれ捕まった事実を知り、情を捨てきれられず武器を手に助けに宮殿に戻ります。ビビりオマールがちゃっかりながらもしっかり軸を進めていくのが何とも可愛い。スローで『まだかな?まだ!まだかな?まだ!まだなの?進んでる!?』の下りw殺陣さばき、からの1人ずつ連れて行かれる下り、『オマール泣くな!はいっ!』の下り、愛されキャラですね。分かります。

一人じゃないさ
サムバディはその都度セリフ違うからオモロイよって事でよく聞いていたのでしっかり観てきました!!
阿久津ジーニー『これ出来るー?』
北村アラジン『できまーすっ!』
阿久津ジーニー『やると思ったw』
北村アラジン『ジーニー、これ出来るー?』
阿久津ジーニー『もちろんっ!』
北村アラジン『やると思った…(溜息)』
ん?可愛すぎんか?wそして謎の北村アルの溜息。え、え?何の溜息なの?w

自慢の息子リプライズ
ここまで幾度と無く更正する!と言ってきたアラジンですが地道に順調に罪を重ね続けてきました。アルの罪それこそが『嘘』。アラジンはジャスミンを好きになっただけ、ジャスミンを手に入れたいが為にぽんぽんと付いてきた嘘、カシームに忠告されながらも止められなかった嘘、ジーニーを自由にすると約束してしまったあの時…。そうアラジンは物事を軽く考えすぎてきた事が仇となりどんどんと穴にハマっていきます。ジーニーがいなければ何も出来ない無力な自分に気がつき、それと同時にジーニーを手放せなくなるという弱さに気がつく。それはジーニーを自由にする事が出来ないという事。決して完璧ではない像が私含めきっと観客一人ひとりの何かと一致し共感を生むのではないでしょうか。理想と現実。それは必ずしも一致するものでは無く殆どがかけ離れているもの。その狭間で苦しむ様が、どこか自分達と似ていて、ぎゅっと胸を掴まれたように、見透かされたように、どうしようもなく苦しくなる。アラジンはそんな取り返しの付かなくなってしまった状況で、全ての誤ちに気付き、理解し、受け止めます。アラジンにとってそれはとても怖いし勇気のいる事なのです。それでも変わりたいと強く思う自分がいて、決意するその心が感動を生むんだろうなぁ。

2幕フィナーレ
いろいろすっとばした気がするけど。アラジャスが無事結ばれた後、アラジンが遂にジーニーに告げる言葉。これこそが一番の魔法なんじゃないか。自分を犠牲にして愛するジャスミンが幸せになる道を選んだアラジンを目前にしジーニーはすっかり自分が自由になるなんて気は無くなっていたはずです。何故ならジーニーすらもその自己犠牲を覚え友としてアラジンを尊敬し彼の幸せを願ったから。だからこそアラジンの『君は自由だ。本気だよ、ジーニー』と優しく告げるアラジンに向かって本気で驚いて、そして少し照れ臭そうに笑います。これが全てを与える側のジーニーにとって一番の魔法。そんなジーニーに向かっていつもの調子で笑いかける北村アルが『寂しくなるよ』と。笑みは消え泣き出しそうな、いや泣いてました。それに対するジーニーの台詞が『君が僕にしてくれた事。一生忘れない』だなんて。もう泣くしかないやん。2人はお互い与え合いながら、それぞれが成長した。互いにとって必要だった存在だったって。嫌でも分からせてくるスタイル。泣かせにかかってるやん…😭号泣です。正直ここまで泣くとは思っていませんでした。

アラジンは結局のところ与える側の人間なんじゃないかと思います。ジャスミンに自由を、弱者に愛を、友に情を、そしてジーニーに信じる心と希望を。だからこそ欠けているものも多いですが、周りを引きつける力を秘めているのでしょう。決して彼は完璧な人間ではありません。簡単に嘘はつくし、自分から逃げるし、周りの意見は聞かず、その挙句取り返しのつかない事態を招いてしまう。そんな彼ですが最後は勇気を出して全てを受け入れ一歩を踏み出します。そんな等身大なキャラクターだからこそ共感出来るんでしょう。


もうまとめ方迷子になってきた😭幸せを貰い、また毎日の活力になったと同時にどうしようもない寂しさに襲われています…。劇中に奇跡的に9列目の私の膝目掛けて舞い降りてきた銀テを眺めながら、またアグラバへ行けるように仕事頑張りまーす😹