隣のワカメは青く見える

九州を拠点に生きている現役3年目大卒看護師。最近の悩みは観劇と旅行に費やすお金をいかに捻出するか。そんな日々です。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』【2D】/【4DX 3D】の魅力

さて、今回はSFFHの字幕・吹替比較と4DX3Dの魅力についてさらっと語っていきます。
基本洋画は字幕縛りなんですが余裕や興味があれば2パターン見たりもしています。今作に至っては4DX版が吹替しかなかったので見たのですが、やっぱりニック・フューリーが終始竹中直人さんにしか見えなくなって辛かったです😂
と、前置きはさて置き本題へ


【4DX3Dについて】

Q.スパイダーマン:ファー・フロム・ホームは高いお金を払ってでも4DXで見る価値はあるのか?

A.答えは個人的に『あり』と言わせていただきます。


まず、そもそも大前提として今回のメインキャストがスパイダーマン、そしてミステリオです。特にスパイダーマンファン層なら知ってる方も多いと思いますがミステリオはヴァーチャルを主とした幻覚を得意とするヴィランなので、実はスパイダーマンよりも4DX3Dには持ってこいの人物なのです。特に後半に怒涛のように押し寄せてくる彼の見せ場は侮れません。後に2Dでも見ましたが、あれには敵いませんでした!!!もう一度ミステリオの創り出す芸術であり幻想の世界に入り込みたい!

勿論ヴェネチアの水上ゴンドラ遊覧やエレメンタルズとの戦いも見所ですが、影の立役者であるミステリオならではの見応えが散りばめられているのでなんかもう最高に楽しめました!笑
反対に言い換えてみると、幻覚で創り出す映像物が得意じゃない人はそこが仇となってあまり楽しめないかもしれませんね〜🤔それに吹替って所が少し残念な所。
《ミステリオというキャラクターにいかにハマれるか》
ここが楽しめる人と楽しめない人の大きなポイントになってくるんじゃないかと思います。
というか、私の場合《ミステリオが登場しなかったら、別にわざわざ4DXで見なくても良い》かなといったところ。


【吹替】と【字幕】
個人的にほぼほぼ字幕一択です。演じる役者自身の声のイントネーションだったり表情の作り方、撮影での独特の間や空気感は吹替では再現しきれません。例えば本作に至っては、これまでのトムホランドスパイダーマンらしさよりも師であるトニースタークらしさが垣間見れるシーンがいくつかありました。と言うか、あったと思いたい笑
ハッピーとの関係性も然り、自然とスタークの後を追うように似てきているという感覚。これはトムの作り出すシーンであり吹替だけだと残念ながら伝えきれません。
また、吹替と字幕では訳し方が微妙に異なりますよね。ただし、前々から思っていたのですが吹替組もいい味出しているのは確かです。なんだろう、前前前作くらいからのスパイディ特有の戦闘おしゃべりはトムの畳み掛ける早口にもそれなりに付いて行ってるし、スパイディ特有のまごまごする感じも出ているし。ザ日本の声優さんって感じの声質だけどね。



という事で、以下ネタバレを含みつつ覚え書きしていこうと思います。
何度も言いますが、今作のスパイダーマンは期待しているよりも良い。アメスパに劣らぬスピード感とアクションが最高に発揮されていたと思うし、前作のホムカミでの消化不良感を全て払拭したと言っても過言では無い…と思う笑
なんたってトムホランドのスパイディはおしゃべりとスピード感がピカイチですからね。にしても、彼ベビフェすぎませんか?

【ピーター・パーカー特有の悩み】
ホームシリーズのピーターは15歳設定。指パッチンにあっているのでエンドゲーム後のFFHでもその設定は変わらず。因みにネッドやフラッシュもパッチン組とのこと。アベンジャーズ入りしたからと言ってもまだ思春期真っ盛りの普通の男の子です。ヒーロー業はしたいし、街のみんなは守りたいし、でも恋だってしたいし、友達も大事だし…したい事は山程あります。そしてそれに対しての障害も。少しずつ充実し始めてきているピーターとしての私生活と、認められより求められる存在となってきたスパイダーマンとしての私生活の両立に苦悩する姿が等身大でどこかリアルに感じられます。やっぱりスパイダーマンは自分の気持ちに正直であり、わがままじゃなくちゃ!


【スパイダースーツ】
今回スーツは以下の4種類登場します。
『アイアンスパイダースーツ』
『ホームカミングスーツ』
『ステルススーツ』
『アップグレードスーツ』
やはりアイアンスパイダースーツは本当に良い。金色を含んだデザインも然り、アーム搭載のフィルムがばちばちにかっこいい。と言うか、予告では着ていなかったのでまさかこの姿で再登場してくれるとは思っておらずめちゃくちゃ嬉しい限りです。ホムカミから一転してスーツもオニューになりましたがやっぱりホムカミ時代のスーツはあまり好みではない…🤔アメスパのスーツが一番好きだったので、個人的にはもう少し黒味を出して欲しい。その点に関してはピーターがアップグレードした『赤×黒』のスーツが思いのほか良かった!!!スーツ製造機の場面ではスタークの面影を感じながら感慨深くなるシーンですね。
《赤×黒スーツ》

ナイトモンキーことステルススーツも面白みの1つです。
《ステルススーツ》

トムホランドによるスーツ解説↓


【スパイダーセンスの復活】
やっぱりスパイダーマンに必須な要素であるスパイダーセンス。エンドゲームでもしっかり役目を果たしていましたし、(未だにあの予告での産毛が反り立つシーンが好き)ピーターが徐々に能力覚醒に目覚めて行くのは、ありなのかもしれない。最後の対ミステリオではほぼ完璧に復活したのでしょう。センスの習得自体が不安定で、オランダ送りになる前の廃墟でのミステリオとの戦いで叩かれまくるシーンはあれはあれで良かったけど。でもやっぱり戻ってからのセンス発揮するシーンはゾッとするほどかっこいいですね。


【タロスさんとJJJ】
最後のクレジット後お馴染みの2段階映像でサプライズ的登場人物が2人。ニック・フューリーに扮していたお久しぶりのスクラル人タロスさん。あれ、なんで地球にいるのか謎なんですがニックも実は宇宙に飛んでいるというまさか展開。次回作に繋がるって事?
そして、J・K・シモンズ演じるJ・ジョナ・ジェイムソンがサム・ライミ版以来の登場で胸熱展開でした。しかも彼が、スパイダーマン=ピーター・パーカーという事実を写真付きで大暴露をかまします。くっそー、やっぱりJJJはそうでなくっちゃ😎これでフラッシュにも正体がバレるというオチですね。となると、今後フラッシュもエージェントヴェノムばっちばちに絡んでくるのか?とも思ったりもしたけど既にフラッシュは振り回されてるし、ホームシリーズに至ってはフラッシュの概念が全く別物になっているのでその展開はなさそうだな。でも、キーマンになっていくのは確かなんじゃなかろうか。スパイダーマン信者だし、いいキャラしてるしね。